十津川村観光協会 三浦峠

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三浦峠

三浦峠越え

三浦集落は石畳や美しい棚田が残っており懐かしい日本の原風景が広がります。
五百瀬には南朝史跡「腰抜田」の碑が建てられています。
ここは南北朝時代に大塔宮護良天皇が北朝側の難を避けられ通過されようとした時、五百瀬の荘司に行く手をさえぎられました。
 壮司は宮の通行を認める代わりに「家来か錦の御旗を置いて行け」と要求され、やむなく錦の御旗を置いていきました。
その後一行に遅れた家来の村上彦四郎が荘司の館に錦の御旗のあるのを見つけ、怒って、壮司の家来を水田の中に投げとばし、錦の御旗を奪い返しました。
 その時、投げとばされた家来が、腰を抜かしたのでその田を腰抜田(こしぬけだ)というようになったと言われています。
 現在は腰抜田は明治の大水害によって埋没し、歴史を秘めたまま川底に眠っています。

清流神納川にかかるつり橋を渡ると世界遺産「熊野参詣道小辺路」に入る三浦峠登山口があります。そこから少し登ったところにある吉村家跡防風林には樹齢500年、胴まわり4~8メートルにもなる大杉があり幹の太さとその迫力に圧倒されます。
三浦口から三浦峠まではおよそ700メートルの高低差です。
道中には、三十丁の丁石や苔むした地蔵等があり往時を偲ばれます。
清らかな湧き水「三十丁の水」は昔も今も多くの旅人がのどを潤し、疲れを癒しています。
三浦峠からは比較的緩やかで、古矢倉跡・出店跡・矢倉観音堂を経て西中へと続きます。

「三十丁の水」は弘法大師さまが掘られた水といいつたえられておるのじゃ。
出発の三浦登山口周辺には民宿があり、おいしいお弁当も持たせてくれるのら。
三浦登山口からゴールの西中まで歩かれたら、ぜひとも十津川温泉・上湯温泉で旅の疲れを癒していきなされ。

世界遺産熊野参詣道小辺路を十津川村の語り部がご案内
十津川村鼓動の会 TEL: 090(8937)6920
ホームページ http://www5.kcn.ne.jp/~saka1951/index.html

※三浦口登山口周辺のお宿を見る

野猿と川遊び
 

 


三浦峠マップ

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